千葉市美術館 『板倉鼎 須美子』展
たまたま用事でこの近くまで行ったので観てきました。
4月6日〜6月16日まで
板倉鼎(1901〜29)は埼玉県北葛飾郡旭村の生まれで県立千葉中学校に在学したようで、その縁でこの美術館での開催かと想像しました。
ハワイ経由でパリに留学して研鑽したようです。わずか28才でマラリアで亡くなったと見たような。現在なら医療で亡くならずに済んだと思うのに!
奥さまの須美子さんも、すぐ後に結核かで亡くなられたようで誠に残念ですね!
お二人とも現在であれば良い薬もあり治療して治り、画家としての人生を歩まれてどのような絵画を描いたのかと興味が湧きます。
板倉夫妻は当時の帝国ホテルで結婚式をあげられたようで、裕福なご家庭だったのでしょうね。
お二人の絵を観て、なぜか雰囲気が似てるような感じも受けました。絵は全然違うのですが…。
一番印象に残ったのはやはりカタログにある鼎氏が奥さまの須美子さんをモデルに描いた赤い服を着て横たわる絵でした。
同時開催の石井光楓(1892〜1975年)も観てきました。
千葉県いすみ市の出身で板倉氏と同じ頃にパリに留学していたそうです。
この時代は日本人の画家たちがパリで活動していたようですね。現代と違い当時は船旅で行き来が大変であり、飛行機でヒューンと行き何かあれば即ビューンと帰れる時代でなかろうに意欲がすごいなと思いました。
最近のコメント